紙にペンで回路が書ける!AgICを評価してみた

「MAKERFAIRE Tokyo 2015」で購入したAgICの導電性ペンを評価してみました。

オフィシャルサイトはこちら
http://agic.cc/ja


ペンだけでも売ってますが、今回はキットを購入。


こんな感じの見た目は普通のペンです。


キットには導電ペンと消しペン、専用紙、LED4個、電池2個、アルミテープ、説明書が入ってます。
専用の紙にペンで回路を書き、LEDと電池を貼り付けると、LEDが光ります。
説明書にしたがって作ってみると、あっという間に出来上がりました。

インクもスムーズに出て、簡単に配線できます。難しいことは何もありませんでした。
LEDや電池は金属端子を粘着テープでインクに押し付けて導通させています。
ざっと計ってみたところ、3mmくらいの線幅で1cmあたり3~4Ωくらいでした。
上の回路だと電池LED間でトータル100Ωくらいあります。

さて、検証のためいろんな材料に書いてみました。
ユニバーサル基板、普通のコピー用紙、付属の専用紙がピカピカした紙だったのでインクジェットプリンター用の写真用紙、半光沢くらいの厚紙です。
結果は下のとおり。


インクが水性らしく、ユニバーサル基板やプラ版はNGでした。
コピー用紙、厚紙もインクを吸い込んで駄目。
写真用紙は付属専用紙とほぼ同じ結果になりました。

ユニバーサル基板に直接書いて導通してくれれば画期的なのですが、さすがにそううまくはいかないようです。

線の書き心地やインクの導通の信頼性は良さそうなので、下地や部材との接触方法にもう少し汎用性がでれば、すごく使いやすい道具になりそうです。

そういえば、これで紙製メンブレンが自作できますね。
「おしえて○○」シリーズが作れるかも。

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